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戦前の笑激 ルナパーク
気がついたら3連休です 
在庫補充が完全でなく 台風の日休んだ事が悔やまれます
休んだ日は何をしてたかというと 家では仕事が出来ませんので
ここに書くネタをつらつらと書いておりました
それが以下です よかったらどうぞ↓
 
此処最近 ちょっと前の話題ばかりですいません

先日 (そういえば 大阪の通天閣に行ったことないよな)
と軽い気持ちで THE大阪な 新世界の
通天閣に行って参りました

軽い気持ちではあったものの けっこう前から気になっていました

ビリケンさんが

あの珍妙な像は一体なんなのか 
国籍 年代 容貌から推測すること不能

インドの多種多様な神さまの中の一人か?
もしくは 大阪のよっぱらいのおっさんが適当に箸袋に描いた
落書きが起源か?
・・どちらかといえば 後者っぽいな

現地に行ったらすぐに謎は解けました
ビリケンさまの像の横に解説が書いてありました

ビリケン(BILLIKEN)は、1908年(明治41年)アメリカの女流美術家
E・I・ホースマンという女性アーティストが、夢で見たユニークな神様をモデルに制作したもので 当時幸運のマスコットとして世界的に流行
明治の終わりに今の通天閣のある新世界界隈にあった
ルナパーク(あとでじっくり書きます)というテーマパークにも鎮座され
大人気 ビリケン饅頭とか作られたそうです
なんと七福神に加えられ八福神になったりとかしてたのことです
(え!・・いいのか?そんな ノリで・・日本古来の
神の仲間にいれちゃって いいの?!怒られないの?)
 

ええと どちらかといえば私の推測の後者に近いものがある・・
びっくりです
アーティストの夢の中に出てきた変なものがこんなに有難いものに
なってしまうなんて!! いうなれば 
せんとくんが本気で寺に祀られるようなもんです
・・戦前の世界の皆って 受け入れの心が凄いな 今の人間より
よっぽど面白がりでノリがよいのかもしれません なんというか素直

さて 通天閣のビリケンさん
足の裏をなでると幸運になるということで
・・・モノ凄い磨り減ってました いや 磨り減るというよりは
えぐれてました 幸運にすがる人間の欲望の凄まじさを強烈に感じました
なんかこう 場所柄的に 万馬券あたれ!とか宝くじ当たれ!とか
玉の輿を!とかキャバクラのオネエチャンと! とか
そうゆう生々しい生きる人間の願望が掻きつけられているようでした
実際ビリケン絵馬(そういうのがありました)に書いてあったし・・

さて この磨耗しきって(全体的に) いい風に古色のビリケン像 
まるで 明治のころから摩られ続けている年季を感じますが
実は現像は意外に新しく 昭和54年造です・・
どんだけ 激しく摩られてるんでしょう ケシゴムか!
このペースじゃ近いうちに原型が無くなってしまいます
みんな もっと冷静に優しく触ってあげてください

それで 明治末のオリジナルはどうしたのかというと
ルナパーク閉鎖とともに行方不明だそうです
あんなにチヤホヤされていたというのに 一体どういうことなのでしょう
ルナパークとともに幻と消えたのです 単なる管理不行き届きか
ミステリーなのか・・ 

さて 先ほどから出てきている ルナパーク というものですが
私個人的には この通天閣で景色よりもビリケンよりも
コテコテ大阪なお土産コーナーよりも
一番面白かったのは ルナパークの説明でした

通天閣3階に 2010年12月にリニューアルしたという

「ルナパークジオラマ」 というのがありますが
皆さん 通天閣の展望台の帰りの通り道とばかりに
ツーと通過していってしまってますが もったいないですよ
ちゃんと見て読んでください 相当驚きの内容です

ルナパークというのは明治の終わりに
大阪で万国博覧会がありその跡地をせっかくだから
公園などにしよう という構想から始まりました
現在の天王寺動物園もその一環です

ルナパークは そんな時代に本当に実在したの!? という
驚きの欧米の町並みを再現した都市型テーマパークです
ディズニー◎ンドよりずっと昔にそうゆうものがあったのです

まず メインは初代通天閣です(現在のは2代目)
その姿というのが凄くて
パリの凱旋門の上にエッフェル塔が乗った という
とんでもなく思い切った欲張りインパクト大
デザインです
フランスの許可などとって無かっただろうな・・
フランス人が見たら激怒か いや 乾いた笑いか・・

しかし 面白すぎる建物 実物が見たかったです
いうなれば 大仏殿の上に五重塔が・・か
いやそれでは初代通天閣に到底インパクトに及びません

それはさておき 技術的にも当時としては75メートルという高層
凱旋門の天上には美しい絵が描かれ
当時の日本人の目には相当凄いものに映ったことでしょう
当時としては斬新な乗り物であろう
ロープウェイで展望台に登ることもできたそうです
(写真を見たらかなり スリリングなかんじでした)

ルナパーク内は 東欧中心の各国の建物が美しく再現され
でもって 入場の切符もぎはインド人だし
どんだけ欲張りなのでしょう
当時の日本人は相当ワクワクしたことでしょう

飲食店や芝居小屋や 光GENJI出現半世紀前なのに
ローラースケート場
があるのは まあ良いとして・・
中にはとんでもないアトラクションがありました
「美人館」 なにそれ?と説明を読んでみますと

建物の中にいる美人を探す という内容だそうです

どういうことでしょうか それは
美人が 押入れの中に息を潜めてたり木の洞のなかに隠れてる
わけないし そんな事をした時点で美人ではないわけで

つまりは 美人ではない女性の中に美人がちょっと混じっている・・
ってことでしょうか
ということは 想像ですけど

美人館の中に期待して入った いにしえのおじさんが
前方に美しげな後姿の女性を発見して 「お!」と近づいたものの
顔を見て「チ!違ったか・・」
とか言ってたり 趣味は人それぞれなもので
「微妙・・」「・・おらんかったし」と憮然として出てくる人もいたことでしょう
それにしても モブ要員の女の人 嫌な仕事だな 野麦峠より・・
現代でやったら 田島陽子がだまっちゃいないアトラクションです

あと ビックリなことに
ジェットコースターがあったのです!
そんな 戦前にジェットコースターなんてできるの?技術的にも?!

説明を読んでみると
(当時のジェットコースターは電力でなく
屈強な男が押して動かすものだった)

とのこと これは・・・凄い
想像してみてください 相当面白いです
 
昔 岡田あーみんさんのギャグマンガで
戦国時代のジェットコースターでこのネタがあって
爆笑してたのですが まさか実在していたとは!!

ジェットコースターのあのガタンガタンとあがるとき
背後から ハンマー投げ選手のような雄たけびが!!
これは かなり恐いです
今のジェットコースターとはまた一味違うスリルが
味わえる粋な乗り物だったのです
・・正直乗ってみたい

等など 相当面白い 私個人的にはデ◎ニー◎ンドより
面白そうだ!行きたい!と思う夢の国が まさかの戦前に
あったのです にわかには信じられない感じもします
当時遊んだ人の感想が聞きたいですが
どういうわけか 1923年大正12年に早くも閉館してしまいました
90代後半の人なら記憶があるかも 美人館の真相が聞きたい・・

こんなにワクワクな内容だったのに 今では通天閣もろとも
面影も残っていません 実に惜しいことです
ちなみに 面白建物日本ナンバー1だったであろう
初代通天閣は ルナパーク閉館後も 大阪のシンボルとして
建っていたのですが 
第二次世界大戦で 焼け焦げ それでもふんばって建っていたのに
鉄の徴収で 無常にも姿を消したのです
ルナパークの美しい建物もみな大空襲で燃えてしまったのです
ほんとうに 戦争なんて碌な事しかしてくれません 憎いです

  

 

| 文六 | 15:08 | comments(2) | trackbacks(0) | - | - |
Comment
こんにちは。個人的に通天閣は外国並みに遠い場所なのでレポート面白く拝見しました。
美人館は発想がすごい…動物園みたいですね。入場料いるんだろうし。
迷路みたいになってて美人と鬼ごっこできるようなシステムだったと思いたい。
美人女性見世物システムと言えば美人時計が嫌です。
女性だけじゃなく美女とイケメンと半々用意すればいいのに…と常々思ってます。

戦争は憎いですね。
知られていないだけで、戦争で失われた面白スポットは実は沢山あるのかも知れないと思いました。
Posted by: O川 |at: 2011/09/24 12:12 PM
○川さま コメントありがとうございます!
ルナパークは入場料も安かったのも魅力だったそうで 地方からもワンサカお客さまが来たそうです
ジェットコースターの屈強な男たちはさぞかし疲れたと思います
え イケメン時計ないんですか!不公平だ!普通にあるもんだと思ってました 実際美人ばっかりもあきるので
美男 美猫 美僧 が混じってるのがあったら良いのに
美人館の真相は ・・どの程度の美人がいたのかも 90歳代の生き証人の証言がないとわかりませんね
探偵ナイトスクープに頼んでしまおうかな・・
戦前の日本は高畠華宵さんの絵の世界のイメージや 美輪さまの
戦前の長崎は素晴らしかった の証言もあるので 相当美しかったのでしょう 全部焼けてしまったのですよ・・口惜しい
Posted by: 文六 |at: 2011/09/25 10:08 PM








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