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ドリームクラッシャーの野望4 
 先週末と昨日 ならは大いに雪が降りました
奈良は寒いんですけど 雪は積もるほど降らないもので
こんなことは珍しく 
珍しいもので 奈良の皆さんは嬉しがって
雪だるまをそこかしこで生みだしておりました

ならまちこうぼうでもこのとおり
かわいらしい 雪だるま&雪兎です
しかし
次の日には 跡形も無く消え
眼・鼻を形作っていた 木の実だけが
さびしく地面に散らばっておりました
なんとなく 妖怪人間の最後を思い出しました

さて ながらく更新が止まってましたが連載の続きです

元デフレンジャーVS秘密結社ドリームクラッシャー4

 その日は月曜で国民の休日だった
梵鐘響は 先日なんともやるせない状況で再開する羽目になってしまった
元同僚と、駅前のマクドナルドで、最近どうよ?的な雑談している

歩を挟んでお互いにモヤモヤした感情が無いとはいえないが
かつて同じ辛酸を舐めあった仲間である やはり懐かしい

本当は三条通の映画館に併設されていたモスバーガーに行きたかったのだが
先日 映画館もろとも無くなっていた
奈良市民にとって すくなからずショッキングな出来事だった
奈良は発展していと見せかけて、実は衰退しているのだろうか
どちらなのだろうか とりあえず雇用状況は厳しい
真実の奈良の姿は遷都祭の特需を終えた2011年以降に
はっきりするのだろう


まあ そんな大きい話は置いといて
世の中からしたら実に小さな存在である三人のいい年した
男らの話は弾む

「へええ! 大変なんだねコールセンターって」

「まあね この前なんて、寂しい独身五十代男の身の上話を
 5時間以上聞くはめになってさ〜 電話はこっちから
 切ったらいけないから、聞くしかないし
 年齢の分だけ大長編だよ 疲れるよもう!
 既に 苦情受付でもなんでもないし!俺はみのもんたじゃない!
 でもさ それでもちゃんと給料出してくれる会社だし
 全然マシっつうか 悪くない境遇だぜ」

「ふはは 無縁社会の弊害がこんな所にも!
 しかし 明日はわが身だろう?優しく聞いてやりたまえ」

「ち お前が言うなよ、てゆうかお前が先だろ!
 でもまあ否定できないから これからもどん底な話を
 聞いてあげるとするぜ」

「まあまあ諦めるのはまだ早い!・・と思うよ
 響の職場、大変なんだね
 でもほんと、ちゃんと給料出してくれるから
 良いよねオイラもそうだから わかるよ」
 
「そういう淳は いま何の仕事してるんだっけ?」

「ああ、某大手運送会社で働いてるよ 
 オイラ 力持ちだし車の運転好きだし
 けっこう向いてるみたい まあ 時には
 指定された時間に何度行っても留守で
 しかも荷物が家庭用石焼ビビンバセット(器付)で
 しかもエレベーター無し4階だったりすると
 留守4回目くらいで、なんじゃワレ!!な気分になったり
 荷物から白い粉が出てきたときは
 すわ!炭素菌??!!!!と思って
 辞世の句とか考えちゃったりしたけど・・
 でもまあ 悪くない仕事だよ!
 ちゃんと給料出るしね!
 あ、ちなみに炭素菌じゃなくて ホットケーキミックスだった
 紛らわしいっつーの!」

「へええ 炭素菌とは、お懐かしい・・
 というか 淳はもしかして 正社員・・だったり?」

「ああ、そうだよ 響は?」

「ああ、うん 似たような感じ・・かな?」

梵鐘響は
敗北感に打ちひしがれている受けている自分と
モニョモニョした返答している自分に絶望した

(他の人間と比べて下だとかで落ち込むなんて愚かな事だ!
 わかっているだろう?
 いいじゃないか 自分だって今の仕事をまじめに取り込んで
 誇りを持って生きているじゃないか!
 ほら 世界にひとつだけの花って
 スマップも歌っているじゃないか!ほら 元気出せ自分!ファイト!)


と心中で自分を必死に励ましに励ました
が・・この哀しみはどうにも消えてくれなかった

「え?どうしたの 響?なんかテンション下がってるよ?」

「あ・・ああ なんでもない・・さ
 ええと じゃ 安雄はなにしてるの?」

「フハハ!! 私はこの腐れた日本を改革するプロジェクトを
 立ち上げた!」

「ええ!!何それ凄い!どこでやってるのそれ!」

「フハハ! 私の家のコタツの上のちらしの裏だ!今はな、しかし
 近い未来、大きなうねりとなって日本を、地球を変えるだろう」

「へ〜 すごいね」

梵鐘響は
優越感でルンルンしまくっている自分に絶望した

(こんな・・こんな下の下と比べて自分はマシだとか
 思って喜んだりしたら駄目だ! 下を見ればキリがないだろう?
 てゆうか 見下したりしちゃ駄目だろ自分、人として!
 落ちつけ自分!)

と心中で自分を必死に押さえつけようとした
が・・この嬉しい気持ちは抑えきれなかった

「おや?どうした響 貴様急に目がキラキしだしたぞ」

「あ・・い いや なんでもないさ
 ええと 君ら 光がどうしてるか知ってる?」

浮かれて踊りだしそうな自分を抑えるために
響はあえて暗い話題を持ち出した

「光って みどりみのあおの甍光か?
 いや 知らないよ あいつどうしてるんだろ?」

「響よ おまえが一番の親友だったはずだ
 お前が知らなくて我々が知ってるはずが無い
 連絡はとってないのか?」

「ああ、実はさ あの戦いの後
 つまりは光が公務員試験に落ちて ピンクにふられて
 これが どん底 です と辞書に載せたいくらいに
 落ち込んで間もなく 
  どこかに引っ越したみたいで 居なくなってて
 住所教えてもらってなくて あれ?
 うっかり教え忘れたのかな?て 思ってさ
 聞こうとしたら・・・携帯のアドレス変更したみたいで
 つながらなくて へへ・・」

「うわ〜 それやられたら 凹むよね〜」

「響 一番の親友だと思っていたのは
 お前のだけだったみたいだな!」

「ひどいよ安雄!
 いやもしかして 響 
 光は伝えたくても伝えられない状況だったとか」

「うむ 生きているかすら怪しい・・」

あまりに哀しい可能性をズバリ口にした安雄を
淳は咎めたが
響はそれを制した
自分ももしかして と思っていたからだ
アドレス変更を教えてくれないことは
大いに凹む 凹むがしかし
生きているならもう良い


長らく三人でしゃべっていたが
マクドナルドにたむろする
部活帰りの高校生じゃあるまいし 
いい年した大人なのでちょっと恥ずかしいし
明日は仕事だし
夕方に解散した

どことなく春が近い気もする
冬の夕暮れ
響は光の身を案じた

(光 今どこに居るのだ
 本当に 自分達とは違う世界に行ってしまったのか?)

帰宅してテレビをつけたらアニメの再放送が放映されていた

彼が子供の時分に、学校帰りによく見た
(アニメ○ャワー)とかそういうものだろう
時間的に社会人には縁の無い番組である
国民の休日ゆえに見る事が出来た

(へえ スラム○ンクか!時代は変わったものだな
 俺が子供のころには やたらに北斗の拳か一休さんが
 くりかえし放送されていたのに)

何の気なしに 響はアニメを見始めた

くしくも最終回のようだ
(中学生のとき、凄い流行ってたなコレ 
たしか、俺達の戦いはこれからも続く!的にいきなり
終わり、えええ??!うそやん!と思ったな)と
懐かしさ一杯の気持ちで見た

が 響はなにやら違和感を覚えた

(??なんだろう 何かが違うような)

続く


主人公がちいさいヤツなのは筆者がそうなのだからでしょう

淳の一人称がうっかり変わってますが今度(オイラ)に統一しておきます
それは まだマシとして
歩の息子をうっかり改名しておりました!
前は 藤原京翔だったのに
今は 藤原京守になっております!

なんということ・・

三条通翔とかぶるから、まあ ちょうどいいですけど
あんな原っぱ いまさら守ったって何にもならないですよ


実は私 テレビなし生活を2年近く続けてたのですが(貧乏という理由でなく)
先日うっかり NHKの受信料を払う羽目になり 自動引き落としされる羽目になり
どうにも悔しいので 信条を曲げてちっさいアナログTVを入手し
久々にテレビを見ております
しかし・・久々に見ても NHKの特集はあいかわらず
この世はお先真っ暗だぞ どうする?な深刻な内容ですね
・・けっこう好きだけど

昔見てたころは 格差社会 が良く取り上げられてましたが
最近は より 寂しい漢字がズシっとくる
無縁社会 というのが ナウなんですね
うっかりしてると 私本当に予備軍が正規軍に入ってしまいますよ
ブルル


| 文六 | 11:05 | comments(2) | trackbacks(0) | - | - |
Comment
こんばんは。確かに雪凄かったですね。っていうよりも、奈良であんなに降り積もる事はめったに無いから、あの程度でも凄いと思ってしまったとでもいいましょうか…テレビで見たんですけど名古屋でも結構吹雪いて積もってましたね。ご実家は大丈夫でしたか?
注文の品は決まったんですが、如何せん休みありませんもので…あっても月曜になってしまいますし、また時間があれば寄せてもらいます。そん時はよろしく。
Posted by: M |at: 2011/02/16 12:59 AM
とんでもなく返信が遅くなってしまいすみませんでした!
伺ったご注文の品!
ものすごく個性的で
なんというかポリシーがあって良いです! 製作に取り掛かるのが楽しみです 
近頃の陽気は一転して 
まだ二月だとは到底思えませんね
Posted by: 文六 |at: 2011/02/28 1:34 PM








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