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勝男という名で不戦敗 最終回 家族・・
ならまちに出来る
ならまち工房新館での新店舗なのですが
開店が4月下旬となってましたが5月初旬に延びました
・・工期ってそんなもんですよね
じっさいまだ着工してないですし
せめてゴールデンウィーク中に開店できたらいいと
思っています

えらい引っ張ってしまいすみません
勝男という名で不戦敗 最終回です

最終回なのでちょっと挿絵多めです
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| 文六 | 23:42 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
勝男という名で不戦敗 11 
ちょっと自慢させていただきます

先日、店に出勤したらば・・・

わ!!
なんとお花が!
お客さんからお花が!!

店の前にございました!

驚きです これがサプライズというものなんですね!
まさか店をやっていて 
お客様から3年間お疲れ様 とお客様から
花をもらえる日が来るだなんて思いも寄らなかった
ので本当に驚きました!!
地球は素晴らしい星だ、と心から思いました

守口の川東さま 本当にありがとうございます!
一生の思い出にします 大袈裟でなく本当に

こちらも終わりが近づいてきました
勝男という名で不戦敗です
どうぞ
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| 文六 | 07:45 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
勝男という名で不戦敗10 VSたらちゃん
たった2日足りないだけで
随分短く感じられるものですね

なんだかんだで二月ももう終わりです

3月になりましたら 奈良の恒例中の恒例
超伝統行事!なんせ1250年以上続いてますからね

東大寺お水取りが始まります

二月堂の本尊十一面観音に、東大寺の僧侶が人々にかわって
罪を懺悔して国家の安泰と万民の豊楽を祈る法要です
知らない間にうちらの罪を償ってくださっていたのです
申し訳ないやらなんやら・・すみませんって感じです

お松明の火の粉を浴びると
その一年は無病息災になるといわれて皆さん喜んで
被っています

3月1日から14日までやってます
くしくもビーブッダの閉店と同じ日です
だからどうだ、といわれたらなんですが
もし 時間があまったらついでに寄っていって下さい

で、奈良在住の者がアドバイスするお水取りの
健やかな見学の仕方を紹介します

○12日が松明が通常より大きい大松明ですべて欄干まで出る日
 で一番盛り上がる日ですが ものすっごい混みますので
 よほどのガッツのある人だけどうぞ
 7時半に始まりますが その時間に到着していたら
 全てが遅すぎます 早めに陣取ってください
○1日から13日までは午後7時開始です
 でもやっぱり土日は避けたほうがいいですね
○最終日は何故か6時半です、間違えて7時に行ったら
 もうガックリです 気をつけてください
○良い上着を着ていかないでください
 お気に入りのダウンジャケットが溶けて穴が開いた日には
 もう・・ 


さて 続いて勝男という名の
続きです 漫画がしんどいから小説にしたのですが
それでもなおかつしんどいです・・
きっと内容のせいですね

まず前もって言っておきますが 英太は関係ないですからね!
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| 文六 | 10:16 | comments(4) | trackbacks(0) | - | - |
勝男という名で不戦敗 VSわかめ
遷都祭でしゃかりきになっている奈良が
新たなイベントを開催します

なら瑠璃会ともうします
本日11日から14日まで
奈良公園が青色のイルミネーションの光で
包まれます
この時期に開催されるという事は
アベック向けの・・いや古いですね
カップル向けのロマンチック系イベントなのでしょう
というか 絶対そうですね

でもだからと言って ひとりの人が見に行っても

あらいやだ、場違いな人が入ってきたわよ とか
ヒソヒソされたり
「うわ、こいつ、ひとりだ!入ってくるな!」とか
「このKY!」とか言われて投石されたり・・
は無いと思います

ですから 単体であろうと堂々とおいでませ
ただし哀しくなりそうですけどね

続き
勝男という名で不戦敗です
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| 文六 | 09:59 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
勝男という名で不戦敗8 花沢さん来襲後編
オーケストの原哲夫な店長が移動という残念な
ニュースをお伝えしたというのに
また 残念ニュースで申し訳ないです
これは 残念というよりびっくりなんですが


こちら奈良市在住の方なら知っていると思われる
老舗の映画館シネマデプト友楽
友楽が・・なんと


なんと閉店に!!!31日に長い歴史を閉じられようとしております
えええ 県庁所在地なのに 奈良の繁華街唯一の映画館なのに!
無くなるの!?
これはオドロキです ちなみにこの次他の映画館が入るとか
そういう話もまだでておらんのです
この建物どうするの・・
結構近年に改装されていて 綺麗な映画館だったのに残念です
郊外にイオンスーパーショッピングセンターができて
そちらの映画館に人が流れたり
なんかもうDVD出るまでまとう・・
金曜ロードショーで半年後あたりやるからまとう
という人も増えると思うのでそれらが要因なのでしょう
ちなみに私もほとんど映画館行きませんでした
このまえマイケルジャクソンの映画を見たのが最後です
思いっきり映画館閉店への要因因子となっておりました
すみません しかし、無くなるとわかると惜しいものです

あのすわり心地のいい椅子とかどうするんだろう
もったいない・・一つ欲しいとか不謹慎にも思ってしまいます

で早くお伝えすればよかったのですが
今日から31日まで500円で見られる興行があります
上の写真に載ってます よかったらどうぞ




さて うっかり一ヶ月ぶりの更新になりました
勝男です

勝男という名で不戦敗8 花沢さん来襲後編



僕が縁談お断り宣言した後、
嵯峨野家の応接間の室温はは一瞬、
AKIRAが冷凍保存されている−273.15℃より下回った

が しかし

その後

「ヴァ・・バッカモーン!!!!!!お前っお前という奴はあああ!!」

波平という名の活火山が、怒りの火砕流を噴出させた

「お前っ!正気か?!このような僥倖!お前などには身に余る光栄だぞ!
 情け深き女神のような花沢様のお慈悲だぞ!
 感謝の涙流しながら承るべき話だろ!地に額をつけながら!
 それを・・それを 断るだとお!!?何様のつもりだっ!
 この 罰当たりモンがっ!!」

「そうよ勝男!あんた勝男の分際で一人前の口をきいてるんじゃ
 ないわよ!そもそも あんたには断るとか、それ以前に
 発言権なんて無いわよ!
 無職でプーでうだつの上がらないあんたなんかが、
 セレブの花沢様に意見しようなんて100万年早いわよ!
 こんないい話、宝くじ当たるより滅多に無いのに!ばかっ!」

父さんと姉さんが般若のような顔で僕を罵るが
もう 一度口に出した事だ 後には引けない
「・・でも・・でも・・無理なんです スミマセン・・」
 
父さんは額の血管をピクピクと動かし
目を血走らせながら、しかし 静かな声で言った

「ぐ・・ お前は本気で言ってるのか?
 わしはな、お前がどんなに駄目息子でも、とり得なしでも
 自分の息子だ、それなりに可愛いと思ってきた・・
 しかし・・しかし まさか お前がこんなに愚かだったとは
 残念じゃ・・ああ無念じゃ・・
 勝男・・わしはもうお前を見捨てるしかないようだ」

そして父さんは花沢さんに向かって頭を垂れた

「花沢さま、息子のとんでもない非礼、
 お詫びの申し上げようもありませんが
 どうぞこやつの身でもって償わせて下さい 
 こやつをそちら様に引き渡しますで
 いかような刑罰でも与えてやってください
 こやつは今後の一生を捧げて償いますので
 それでどうかお怒りをお納めください」

え、ええええ??!!何故か不思議な事に
縁談を断ったのに、結局僕は花沢さんの下に行く事に
なってしまった
しかも、かえって条件が悪くなって!
というか 何故だかまたしても僕の意思に関係なく
僕の一生が決定付けられようとしている
こんな こんな理不尽極まりない事って・・
え?何?ここは 悪い領主様が当地している
前時代的な封建的な部落?石子詰めとかある?

僕があまりのことに茫然自失していたら
花沢さんが口角を上げながら大きく頷いた

「いいのよ、お義父さん お義姉さん
 私、勝男の気持ちが解ったわ!
 だから さっきのトンデモ発言、許してあげるわ」


「え・・」

「おおおお!花沢さまっ!ありがとうございます!なんとお優しい!」

「花沢様!あなたは本当に人間なの?本当に女神様じゃないのかしら?!」

「え〜やだあ クレオパトラだなんて言い過ぎよお!
 私 勝男の気持ちも知らずに突っ走ってしまったわ
 ちょっと悪い事しちゃったかしら! でもやっと解ったから安心して!」

いや、クレオパトラは言ってないし じゃ、なくて
なんと!こんなにあっさり解決するのか
ああ、よかった 花沢さん、解ってくれたのか・・ありがとう

と僕は安堵しかけていたが・・

「つまりは勝男君 この超ハイレベルな女であるあたしと
 社会の底辺中の底辺の駄目駄目の自分とじゃ釣りあわないから遠慮したのね!
 相変わらず奥ゆかしいのね!あたしにはもっと相応しい男がゴマンといるから
 あたしの幸せを思って涙を飲んで身を引いたのね!なんていじらしいのかしら!」

ええと・・あ〜
違うんですけど・・違うんですけど
ほんともう、僕はさっきから皆にボロックソに言われてるなあ・・
まあ それはおいて置くとして・・
この際 もういいや そういうことにしてしまえ!

「はい!そうです 花沢さんと僕とでは釣りあいません
 こんな駄目駄目な僕じゃ花沢さんが可愛そうです!」

「え!・・ちょ 待て そんなことないぞ 勝男」

父さんと姉さんが狼狽し出した

「か、勝男、そんな お前、お前はそんなに自分が思ってるより
 駄目駄目じゃ、な・・い と思うぞ」

「そうよ勝男 、あんたにもいい所があるわよ きっと・・たぶん・・
 だから花沢さんと結婚してもいいのよ 遠慮しないでいいのよ」

全くこの人たちときたら・・さっきまであんなに駄目駄目だの
とり得無しだの、無職でプーでうだつが上がらないと言ってたくせに・・

「へー そうですか 姉さん、父さん じゃ 
 言ってくださいよ具体的に僕のいい所を!」

「むむ・・」
「え〜・・」

さっきまでの勢いは何処へやら 父さんと姉さんは非常に苦しい状況に
陥っている 形勢逆転だ、よし!ここから一気に攻め落とそう
しかし、そこまで言い澱むなんて失礼な気がしないでもないが
この際もういい 

「さあさあさあ! 言ってくださいよ僕の良い所を!!」

「う、、む 勝男はな ほら・・ 犯罪暦のない良い人間だな」

「・・それって 人間として基本中の基本ですけど!」

「え・・と じゃ 勝男はね 肌が・・きれいだわ」

「そりゃあそうですとも!睡眠時間たっぷりとってますから!
 まあこれは惰眠を貪ってる駄目人間の証ですよ
 引篭もってるから日にも当たってないしね! 
 さあ 他にはないのですか?」

そして苦しみに苦しみぬいて
父さんと姉さんが最終的に挙げた僕の良い所は

(土踏まずがくっきりしている、多分平均以上に・・)

ということだった

「というわけです!花沢さん、僕は土踏まずがくっきりしている
 事位しかとりえの無いしみったれた男です やめた方がいいですよ!」

「いえ!! 花沢さま! あのですね土踏まずは・・
 土踏まずがくっきりしている男を婿にとったら
 その家は永劫に栄えたという古代中国の神話があるくらい
 いいものなんです!」
「そうなんです!素晴らしきは土踏まずなんです!
 何はなくとも土踏まず!
 この買い物!損はさせませんわ!!」

父さんと 姉さん・・どんだけ必死なんだよ
土踏まず連呼しすぎ


しかし そんな必死な形相の彼等とは対照的に
花沢さんは余裕の笑みを浮かべていた

「いいのよ〜、お義父さん お義姉さん
 あたしは別に勝男がダメダメでも構わないわ
 だから勝男も別に何も気を使わなくてもいいのよ!」

え!そうなの?なんで?なんなのこの人は・・本当に心底理解不能だ
蜘蛛の糸を断たれた僕が呆然としている一方
父さんと姉さんは喜色満面、涙まで浮かべている

「さ・・さざえ!この方は・・この方は本当に女神さまじゃった!!
 聖人認定されてしかるべきお方じゃ!早くバチカンに報告せねば!」

「本当ね父さん!!マザーテレサを軽く越えていらっしゃるわ!
 眩いわ!・・眩すぎて、あたしまともに
 ご尊顔を拝謁することができないわ!」

「やだもう〜お義父さん お義姉さんってば
 楊貴妃なんていいすぎ〜」
 
だから楊貴妃なんて1ワードもかすってないし!
この人は、耳から入った音が どういうわけか脳内で誤変換されてしまうのか?
それとも 脅威の発想力? この、常人(僕ら)には備わっていない不可思議な
発想力が年商1億の源なの??

じゃ
なくて・・
「は、花沢さん ちょ・・なんでこんな僕でいいの?
 てゆうか そもそも僕の何がいいの?」

くわ と 父さんと姉さんの目が見開いた
(お前・・そんないらんこと聞くな!
 血迷った花沢さんの覚醒を促すような事聞くんじゃない!)
とその目は語っていた

しかし、そんな嵯峨野家の百面相を他所に
花沢さんはまたしても僕の理解を超える答えを平然と言ってのけた

「ちょっと〜勝男ったら 僕のどこが好きだなんて〜
 シャイだと思ったら意外に言うじゃない しかも家族の前で〜
 そうね 勝男のダメダメで、こいつ将来どうすんの?ってところが
 私の母性本能をくすぐるのかな?ほら私が拾ってあげなきゃ死んじゃう
 みたいな〜」

「菩薩さまだ!!!さざえ!この方は生きながらにして菩薩様になられておる!」

「すごいわ父さん!あたし達、菩薩の来迎を生で見ちゃったのよ」

「やだもう〜お義父さん お義姉さんってば
 そんな若かりしころの大地真央だなんて言いすぎ〜」

ちょっと・・ちょっとちょっと
急に実在の人物にならないでください ちょっとびっくりするから
しかも何故に古い・・じゃ、なくて

「ちょっと待って!
 父さん 姉さん 花沢さんは僕の事が好きでもなんでもなくて
 なんかこう 母性本能の強い聖母な私〜に酔ってるだけだよ!
 いずれ覚醒したら、僕 きっと源造、とかセバスチャンとか
 呼ばれて、役夫のようにこき使われてしまうよ!」

「何言ってるんだ勝男 役夫のどこが悪いというのだ 
 専業主夫とはそういうものだろ?
 花沢様、どうぞ存分にこやつを生活の便利に使ってください!
 こやつのできる唯一の社会貢献でございますから どうぞ!」

ええええ?ちょっと父さん!その発言は家事業務者にたいする
ひどい偏見だよ!

「そうよ勝男、セバスチャンとか源造とか 人間の名前で呼ばれる
 だけで恩の字じゃない てゆうか それ待遇良過ぎじゃない? 
 花沢様、どうかこの子を好きに呼んでやってくださいね!
 オイでも お前 でも デクでも いっそ年金番号でも
 いいですから!どうぞ!」

ええええ!ちょっと姉さん!僕の人間としての尊厳を勝手に
棄てないでよ!

身内の鬼っぷりに呆然としている僕に花沢さんは支配者の笑みで
語りかけた

「勝男ったら またわけのわかんないこといって!
 テレ隠し?花沢家の専業主夫になれるかどうか
 自信がないのかしら?まあダメダメな勝男がそう思うのも
 無理ないかも知れないわね
 でも大丈夫よ!
 お義父さん お義姉さんも安心して!
 あたし勝男にそんなに高度な家事能力要求しないわ
 マーマレードをオレンジの皮煮るところからやれなんて言わないわ
 成城石井で買ってこさせるわ お金ならあるし!」

「なんと!なんと もうわしにはこの方の慈悲深く寛大なお心を
 崇め奉るのに相応しい言葉が見つかりません!!」

「なんて幸せ物なのかしら勝男は!
 花沢さま 勝男などオレンジの木を育てるところ
 いえ むしろ荒地を開墾するところからさせてもいいような
 役夫ですのに そんな恵まれた待遇!身分不相応ですわ!」

「フフフ・・じゃあカルファルニアに
 土地買ったら耕させてみようかしら? 
 自分に自信の無い勝男の不安も吹き飛んだみたいだし!
 問題ないってことで解決ね! じゃ あたしこれから仕事だから!」

えええええ!ちょやばい なんだか話がまとまっちゃたよ
このままでは ガンバレ!ガンバレ自分!
席を立とうとしてい花沢さんを僕は慌てて引き止めた

「ち・・ちがうんです! 身分がつりあわないとかそういうんじゃ
 なくて! ・・僕は・・僕は・・」

「え?何よ?」

嵯峨野家の応接間はまたしても
AKIRAが冷凍保存されている−273.15℃より下回った

父さんと姉さんは視線で人が殺せるならば
僕を惨殺している そんな凄い目で僕を見た

「僕は・・ええと」

何も言うな!言うな!と父さんと姉さんの無言の圧力が・・Gが
僕を押さえつける
なんという緊迫感・・お腹痛くなりそう・・ 

「まあまあ 勝男 ちょっとお茶でも飲んで
 落ち着きなさいね」

そこへ、母さんが優しげな笑みを浮かべながら僕にお茶を出してくれた
そういえば居たのだった母さん
修羅のような父と姉とは違い
口数は少ないけど 穏やかに見守ってくれた僕の母さん・・

「ありがとう」
母の優しさを感じながら僕はお茶を飲んだ



あれ?なに?急に・・眠気 が・・・
か 母さん??? 盛った? くす・・り?・・
かあさん・・あなたまで・・

薄れ行く意識の中で
母の穏やかな声を聞いた

「あらら、この子ったら 
 昼寝の時間のようですわ すみませんね花沢さん
 ではこのお話 どうぞお好きなように進めて行ってくださいね」

「さっき起きたところなのに まったくしょうがないわね勝男ったら
 じゃあ 花沢ワールド全開やらせてもらうわ!じゃあね!」



この後
僕が眠りに着いている間に
嵯峨野家では わかめ、たらおを交え
勝男を絶対に婿に行かせる作戦会議が開かれていたという

続く
 
| 文六 | 07:55 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
勝男という名で不戦敗8 花沢さん来襲
オーケストの原哲夫な店長が移動という残念な
ニュースをお伝えしたというのに
また 残念ニュースで申し訳ないです
これは 残念というよりびっくりなんですが


こちら奈良市在住の方なら知っていると思われる
老舗の映画館シネマデプト友楽
友楽が・・なんと


なんと閉店に!!!31日に長い歴史を閉じられようとしております
えええ 県庁所在地なのに 奈良の繁華街唯一の映画館なのに!
無くなるの!?
これはオドロキです ちなみにこの次他の映画館が入るとか
そういう話もまだでておらんのです
この建物どうするの・・
結構近年に改装されていて 綺麗な映画館だったのに残念です
郊外にイオンスーパーショッピングセンターができて
そちらの映画館に人が流れたり
なんかもうDVD出るまでまとう・・
金曜ロードショーで半年後あたりやるからまとう
という人も増えると思うのでそれらが要因なのでしょう
ちなみに私もほとんど映画館行きませんでした
このまえマイケルジャクソンの映画を見たのが最後です
思いっきり映画館閉店への要因因子となっておりました
すみません しかし、無くなるとわかると惜しいものです

あのすわり心地のいい椅子とかどうするんだろう
もったいない・・

で早くお伝えすればよかったのですが
今日から31日まで500円で見られる興行があります
上の写真に載ってます よかったらどうぞ


さて うっかり一ヶ月ぶりの更新になりました
勝男です
| 文六 | 07:53 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
勝男という名で不戦敗7 花沢さん来襲・前編
とうとう今年も今日で終わりです
奈良に住んで何年にもなりますが
今年初めて奈良で年を越す事になります
別段何もしませんが ちょっと楽しい気分です

先日お客様から差し入れをもらいました

マカロンなるオシャレなスイーツを頂きました
名前は聞いた事がありますが
食べるのは初めてでした パンダのような存在でした
・・そういや実物のパンダを見た事無い・・!
奈良の有名店スーリルダンジュのです


見た目が良し、味も良しな逸品でございました
誰にも分けずに一人で全部食べました
天理の魚好き主婦さまありがとうございました!


で、すっかり更新が滞っております
勝男の続きです
なんと今月は2回しか更新してないです
花沢さん再登場します


勝男という名で不戦敗7 花沢さん来襲・前編


爽やかな朝だ
悪夢のような昨日は終わった、今日は平穏無事に過ごしたいものだ
僕、嵯峨野勝男は青空にすっかり高く上った太陽の光を浴び微笑んでいた

しかし、なんで人間って無職になると朝起きるのが遅くなるんだろうね

「勝男〜 もういいかげんに起きなさいよ 花沢様がいらっしゃったわよ〜!」

今日の僕の幸せ時間は起床後五分後で、姉さんの呼び声により閉幕となった

あの窓から逃げようか、青空の向こうへ・・と、とっさに思ったけれど
冷静な僕は、自分には逃亡生活に耐え切れる根性は無いと判断し
出頭することにした 
早くきっぱり断った方がいい・・怖ろしいけど
このまま引きずられるほうがきっと怖ろしい事になるだろうから



「勝男!さっさと来い!忙しい花沢さまが貴重な時間を割いてお見えに
なられたのだぞ!」
応接間に向かうと 父さん、母さん、姉さん、そして上座に花沢さんが待ち受けていた 後のみんなは学校やら仕事やらだ
そういえば皆、この横暴な縁談が来てから花沢さんの事を「様」付けで呼んでいる 今までそんな敬称を付けてなかったのに なんなのだ一体・・

「・・・どうも おはようございます で、何用ですか?」

「ふふ、おはようってもう11時よ!相変わらず駄目っぷりがハンパないわ ね!まあ忙しいから完結言うけど 披露宴の余興の話よ!
 あたしが全部決めるんだけど、一応内容、前もって知っててもらわないと
 嵯峨野君ってば気が小さいから、卒倒したら可哀相かな〜って思ったの
 優しいでしょあたし!」

「さあ・・」

「ちょっと勝男!花沢様に向かって、さあ だなんて!何言ってるのよ!
 この優しさの塊みたいな方になんてこというのよ!!」

「そうだぞ勝男!大体、今後お世話になる方に対してなんという口の聞き方 だ!・・申し訳ありません 花沢様 愚息がとんだ失礼をば・・
 こやつのいうことなど無視してくださって一向に構いませんので
 どうぞどうぞ」

なんなんだ、姉さんと父さんのこの下手(したて)っぷりと必死さは??
いやいや ちょっと待ってよ!本人は一向に構うのだけれど

「ふふ、まあ許してあげるわ、やっぱりあたしって優しいのね!
 でね、余興は長良川手筒花火と本場ハワイのファイアーダンスの夢の競演 だからよろしくね!」

な・・何言ってるのだこの人は・・格式高い有名ホテルを炎上させるつもりなのだろうか

「まあ〜素敵!花沢様って本当にセンスが良いわあ、女の子なら誰でも憧れ るわあ!」
「全くです!世にも素晴らしい余興を考え付く才媛に息子を嫁がせる事がで きるなんてワシは三国一の果報者です!」

ちょっとちょっと・・何なの変なこの流れ・・僕の婿入り確定前提の話になっているよ、言わなくちゃ 早く肝心な事を・・

「あの!・・あの あの・・」

「ん?何?あたし、炎が大好きよ 」

「はい・・それはもう、、充分わかりました
 じゃなくて ええと お断りします」
 

「あ?」
「あ?」
「あ?」

花沢さん・姉さん・父さんの
何言ってるんだこの下男は??という感情一杯の感嘆符のカルテットが
完璧なハーモニーを奏でた
・・このあとが怖ろしい

「かっ・・勝男!!!ふざけた事いってんじゃないわよぉ!
 勝男のクセに意見しようだなんて何様のつもりよ!
 ちょっと裏口に来な・・根性入れなおしてやるから・・」

姉さんはかつてスケバンだったらしい、僕は当時幼くて覚えてないけど
そのウワサは本当のようだ 
姉さんのまわりに、カミソリ 鉄パイプ 釘バット
そんなものが浮かんでは消える・・そのくらい怖ろしいメンチを
きられた・・・怖いよお

「まあまあ、お義姉さん いいのよお〜
 勝男クンってば よっぽど火が怖いのね!
 じゃあ 水芸もそこに入れるわ!これで火事の心配はないわよ!
 安心して!」

「なんと!お!お優しい花沢様!まるでマザーテレサのようです!」
「本当に素晴らしい方だわ!まるでマリア様みたいだわあ〜」

「やだあ 御義父さん、御義姉さんったら そんなヴィーナスみたいだなんて言いすぎだわあ!」

水芸で解決できるの?それに・・え・・ヴィーナスは言ってないんですけどっ・・て
微妙に噛みあってない会話に突っ込みを入れてる場合ではないのだった・・
通じてない!通じてないよ!
余興がいやなんじゃなくて、結婚自体なのに
おまけになんか花沢さんの呼び方が 嵯峨野くんから勝男君に変ってきてる
なにかが進んでいる やばい やばいよ!

「そ、そうです! 愛と美の女神様です 花沢様は!」
「女神様〜どうか 私の弟をよろしくお願いしますね」

「大丈夫よ!御義父さん、御義姉さん!勝男のことはあたしに任せて!」

!!もはや呼び捨てにされてしまった
はやく・・はやく言わなくては・・
地球よ!ガイアよ!八百万の神よ!僕に・・勇気を!
一生分の勇気を!残りの一生チキンでもツクネでもいいからっ
勇気を下さい!
僕は頑張った おそらくこんなに頑張ったのは近年で他にない

「ち・・違うんですっ・・この結婚の話自体をお断りしたいんですっ!」

「あ?」
「あ?」
「あ?」

さっきよりトーンダウンした不穏な感じに満ち満ちたハーモニーが
奏でられた・・こわい・・

続く
| 文六 | 10:04 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
単発漫画 UFO召還
師走のこの忙しい時期に何を自分はやっているのだろう
と思いつつも描かずには居れなかったのでUPします


UFO召還




「UFOが来たよ!遂に呼んだよUFOを!」
「やった!ついにやったよ!」



僕等は富田と松尾 略してトミーとマツ
学生時代のUFO研究会サークル以来の親友だ

学生時代よりUFO召還に試みる事40年・・
仕事の合間を縫い、家族に白い目で見られながらも
試みる事40年・・
サークル仲間が一人減り、二人減り・・
とうとう僕等だけになってしまった(いや、死んだわけじゃないヨ)
それでも諦めずに召還する事40年・・

遂に・・遂に 僕等の悲願が達成されたのだ!!


「ハイハイ、来たよ シカ星人のジョニー様だよ」


「鹿に・・似てるな!」
「うん!似てるな!」



「で、何のようなわけ?」


???!
「え?」


「え?って? 何?なんか用があるから呼んだわけだよね?」


「え・・と あの来ていただけただけで感無量なわけでありますが・・」



「はあ? え?何?用も無いのに呼び出したわけ?
 宇宙人に聞きたい事とか知りたい事とかなんにもないのに呼び出した
 っていうこと?  
 一万光年先から呼び出されたのに、呼んだだけって・・
 おまえらナメてるの?
 お前等あれだよ、ほら、イタズラで救急車とか呼んじゃうやつら
 あれと同じだよ!ふざけんな!!私のご足労をなんだと思ってるわ   け?! あ、これちなみに水素爆弾」


「え!ええええ! ち、違います あります
 ありますとも ジョニーさんに伺いたい事」

「そう?じゃあ早く言え」

「トミー がんばれ」



「マツ!お前!・・え・・えええ 
 あの、・・私には38歳の長男がいますが 
 未だに結婚出来ないんです どうしたらいいんでしょか?」


「知るか」

「ええええ?」

「お前の息子なんかどうなろうか知ったこっちゃ無いわ
 そもそも、自然淘汰だ諦めたら?
 てゆうか そんなくだらん質問の為に私を呼んだの?
 一万光年彼方から呼んだわけ?
 ・・ちなみにこの水素爆弾は地球ひとつ軽く粉にできるよ」

「ひいい! ち、違います
 私はほんの前座で・・・マツ、がんばれ!」


「え!・・・ええええ〜」


「早く言え、下らない事だったら使ってみちゃうぞ、コレ」




「せ、世界ははこれからどうなるのでしょうか?!」


「なるようになるんじゃない?」


「え?えええええ〜」


「お前等、宇宙人を神様だとか予言者だとかと勘違いしてない?
 私はシカ星の平凡な成人で、それ以上でもそれ以下でもないわ!
 あ、そもそも何で私お前等の質問に親切に答えてやったりしなくちゃ
 ならないんだ?わざわざ呼び出されながらなんでそんな
 サービスをしけたおっさん等に・・
 そうだよな、サービスするよりされる側だよな 私、

 おい、お前等 宇宙人様呼び出しておいて
 なんの手土産も無し・・なんてことないよな?
 この水素爆弾のスイッチはワンタッチで楽々だよ」


「ええ!? あ、ありますっ ありますとも
 ただ、ちょっと家に忘れてきただけであります!」

「フーン そう じゃあとってこい、10秒以内に」

「トミーガンバレ!」

「え?! ええ マツ、おまえ!」




10秒後

「はあはあ、・・も、持ってまいりました」





ガッ

「なにこれ?ふざけんな!これ去年のお歳暮の残りじゃん
 しかも、エ●ナ油のセットって・・特保取り消しじゃん!
 ざけんな!!」

「ひいい、すみません 〜 慌てていろいろ間違えました〜
 ちゃんとした物はマツが持ってきます〜」

「え!ええええ トミーそりゃないよ」

「ほうほう、そうか マツとやら行って来い
 地球の全てはお前に懸かってるんだってことを忘れんなよ
 ハイ 10秒・・」

10秒後

「ハアハア・・・・こ、これを」


「ん?ナニコレ?
 太鼓が三つ連なってて、三つに枝分かれしたバチで叩くのか?」

「マ!マツゥ! お前・・よりによって なんで
 だいじょうぶだあ太鼓なんて!! てゆうか、まだ持ってたの?!
 ち、地球は もう・・終わりだあああ!」
「ヒイイ ごめんよお プレッシャーに負けて
 わけのわからない判断をしてしまったよお 許してぇ〜」



「そうか、三つ同時に叩けるってわけか
 地球人にしては頭イイ事考えるじゃん
 よし、貰ってやる
 じゃ、今回はこれで許してやる 優しいだろ?
 今度呼び出すときはもっといいもの用意しとけ
 それじゃご帰還しますわ、アバヨ」



「「ハー・・・・・」」
「行ったな・・」
「ああ、行った」

「もうUFO呼ぶのは辞めような」
「うん、絶対」





以上です
何が言いたかったと言うと

きっかけは、以前お客様とUFOトークで盛りあがり
なんとお客様はちょくちょくUFOを見たことがあるとおっしゃいまして

で、私が
「羨ましい!私も見たい、むしろ宇宙人に会ってみたい」
といったところ
お客様に
「それじゃあ、来た時に聞く事用意しといたほうがいいよ」

と言われ、ハッとしたのです

そういや、そんな事考えた事も無かったし
そういや 宇宙人に質問したい事も取り立ててないような・・
むしろ美輪さまの話のが為になりそうな・・


そんな生半可な気持ちで呼ぶだけ呼んで、別に用がなかったら
非常に感じ悪いのではないかと・・

と非常にどうでもよい心配をして
おん祭りとか、客注とか
年賀状も描いてないのにこんなの描いてしまいました

みなさん、有事にそなえて宇宙人への質問とか考えておきましょう! 

 

 

 







 
| 文六 | 01:23 | comments(2) | trackbacks(0) | - | - |
勝男という名で不戦敗6 VS中島君後編
昨日土曜日から17日まで、もちいどの商店街で抽選会をしております
ガラポン福引などあり、特賞はあの有名な老舗旅館加賀屋の宿泊券
だったりします!お買い物3000円で一回クジが引けます
皆さん機会あればぜひどうぞ!

続いて、思いがけなく長くなりそうな連載小説の続きです



僕、嵯峨野勝男29歳 
対峙しているのは、心の通じ合わぬ友人、中島君29歳
先ほど中島君が不穏な発言をした
二十年以上続いた僕等の関係が別な種類のモノへと
変ってしまうのか?
なんなのだ今日は 僕にとってとんだハルマゲドンだ
とんだ執拗なイジメだ 神よ・・僕を居た堪れない状況から開放して
おくれ もう宗派は問わないから・・とりあえず救ってください

等と、僕が脳内で出家しかけていたら


「タマにゃ〜」

は?何?何?この声 一オクターブ上がってるけど、な・・中島君?

「ニャンコはかわういの〜 きゅう〜」

全身から嫌な冷たい汗が吹き出た
眼鏡の成人男性が五代目タマを抱きしめてほお擦りしていた
果てしなくデレた表情を浮かべて・・なにその顔 その顔
その口調 口調・・何、何、、何なのだ??!


彼は気が触れてしまったのだろうか
やっとの事で僕は掠れた声を発する事が出来た
「な・・中島く・ん どうしたの?」

中島くんはタマに対する執拗な接触を続けていたが
眼鏡の奥から、いつもどおりの酷薄な目つきで僕を見た
そうか、これでも正気なのか

「フン、嵯峨野、見てとおり俺はネコ好きなんだよ
 ネコ狂いと言っても良いほどにな!
 でもな、俺のこんな姿、会社の奴等はおろか、彼女にすら
 見せた事はないさ 
 ところがお前の前では、こんなふうに、在りのままを
 曝け出せちゃううんだよ
 ・・これってどういうことかわかるだろう?
 タマにゃ〜はかわういにゃあ」

なんだ!なんだ!この状況 事態は更に悪化している
僕の心が壊れてしまう!
誰か!誰か助けてください!神でも・・町内パトロールの
おじさんでも 誰でも良いから!!

「ひい! わ・・わかりたく・・ないよ
 てゆうか その口調なんなのさ」

「まあ、認めるのが悔しい気持ちはわかるけどさ
 つまりは俺は、君の事を心の底から・・」

「ひい!そんな所から・・!!」

「そう、心の底から、見下してるんだよ!」

「はあ・・」
僕は安堵の気持ちが強すぎて、かなり失敬な発言をされた事は
ほんと、かなりどうでもよかった 
というか 中島君が僕を見下してる事などもうとっくの昔から
ありありと見て取れたことだし
しかし、それが癒されるだの、ネコキチガイ暴露だのにどうして
繋がるのだというのだ・・この人騒がせな眼鏡め

人騒がせな眼鏡は相変わらずタマを弄びながら言った

 「まあ 俺はさ 嵯峨野の知らない外の世界じゃ
 クールで隙の無いデキル眼鏡クンって言われてるのさ!
 会社という戦場では弱みなんて見せたら嘲られ、蹴落とされるのさ
 お前には計り知れない厳しい世界なのさ 
 俺は常にデキる男の装備で守り、戦っているのさ、
 でも、お前は絶対に俺の脅威に成り得ない、てゆうか
 ぶっちゃけザコキャラだから恐れるに足らない
 だからさ どんな姿を見せても平気なわけ
 肉球きゅうきゅう〜」

「あの、、タマすっごい嫌そうな顔してるんだけど
 そっか 大変な世界で生きてるんだね・・
 だから僕のところに来たら緊張がほぐれて癒されるってことなのか」

「うん、まあそれもあるけどさ
 お前なんかにはわかんないだろうけど
 俺の仕事は人間扱ってるからさ、結構しんどい事もあるわけよ
 スキルのないスタッフに限って我侭言うし〜
 経験なし資格無しのくせに、事務職希望、完全週休二日制
 手取り20万円以上希望で残業不可!?何様だよ全く・・
 それに、スタッフがなんかやらかしたら派遣先の会社に怒られるわで
 精神的にキツイ場面もけっこうあるのよ
 で、なんかもう嫌になる時だってあるのさ
 俺の人生これで良いのかって・・
 で そんな時 お前に会って
 お前のダメッぷりを目の当たりにすると
 あ!俺の人生間違ってない!
 俺 勝ち組だ!
 って確信して 心安らかになるわけよ 
 ネコの後頭部かわういかわうい〜」

「へえ・・・僕、僕のあずかり知らない所で
 君の役に立てていたのか・・
 君も結構苦労してるんだな
 でも君って、人と比較する事しか自分の立ち位置を
 確認できないかわいそうな人なんだね」

「ヒャハハ!ニートにかわいそうって言われちゃったよ
 全く何言ってるんだよ え、じゃあ比較対照無しで
 自分がどのレベルかどうやって決めるわけ?
 え?なに自己申告?自称プロなんとか?で納得できるわけ?
 実際世の中比較じゃん?
 タマにゃん、勝男兄ちゃんはアホでしゅね〜きゅう」
 
 
 「そうだね、確かにモテ系・非モテ系だの 富裕層に貧困層
  だの、階層が作られているね 嘆かわしいよ 
  人々はそんな作られた階層に踊らされて、空虚な悦に浸ったり
  自分を不幸だと思いこんでいるのだね
  ああ、幸か不幸かだなんて周りから決められるものではないはずなのに
  世の中間違っているよ・・己が・・己が決めるものなのに」

 苦悩する僕を、ネコにデレた眼鏡は笑った
 タマも苦悩している かわいそうだからいい加減開放してやって欲しい

「ヒャハハ!お前の理想論なんか箸の役にも立たないね!
 いいじゃん、えた・非人がいたおかげで農民がそいつらより
 ずっとマシな生活だから我慢が出来たのと似てるよね

 お前のようなダメダメな奴がいてこそ俺らが
 あんな奴等になりたくないって日々頑張れるのさ!
 
 おまえがなんと言おうと、俺は今
 タマにゃあとダメな勝男のおかげで仕事のストレスから
 開放されて幸せだにゃあ」
 
仕事のストレスか・・そういえば中島君は30手前なのに
白髪がある そしてこのネコキチガイっぷり、これは相当溜めている・・

「なあ、中島君、そんなにしんどい仕事なら辞めたらいいじゃん
 なんで続けてるの?」

僕はナチュラルな疑問を呈したわけだが
中島君は相当驚いたようだ

「にゃ、にゃあ!!?いや、アホかお前
 そんなことしたらお前と同じになってしまうじゃないかっ
 しんどいからって一々辞めてたら、お前みたいに・・
 てゆうか、お前そんな考えだから現在無職!なんだよ
 改めろ!俺を見習って仕事に立ち向かえ!戦え!
 店長の鼻息が荒くて気持ち悪いとか、年下の先輩が元ヤン
 風で怖いとか、同僚の女の子の物言いがきついとか・・
 嫌な事あったらって逃げるにゃ!立ち向かえ!」

なんと 自分を見習えと言ってきた、この眼鏡は・・やだな

「いや、逃げるにゃ・・っていわれても
 僕は争いを好まない、、静かにお互いに平和に生きるためなら
 喜んで敵前逃亡するさ、それに何故にそんな苦しみを背負った
 生き方をあえてしなければならないんだ?
 人は苦しみのために生きいるのか?否だろ?」

「あほにゃ!そうでもしないと実際生活していけないだろうお前!
 お前なんか嵯峨野家にパラサイトしてるから生きていけるだけ
 だぞ!確かに俺はストレス溜めてるけどそれを引き換えに
 アルファロメオとか手に入れてるからいいの!
 お前、ほんとどうするのよ
 花沢さんと結婚しないでどういやって生きていくつもり?
 おまえ、そんなこんなで
 結局29まで生きてキャリアも資格もないじゃん
 あ、そういや お前、教職もってたな 使わないのその資格?
 にゃんこ〜かわういお手手、お口・・」

「教師は・・無理だ いや僕はやってはいけないと思うんだ」

「まあ、確かに碌な教師にはなれそうもないけどにゃ」

「いや、もし、僕が教師になって、朝のホームルームとかで
 なにげなく言った一言が、思春期まっただなかの子供の
 何かを目覚めさせるきっかけとなり、人格に多大な影響を与え
 20年後・・その子がマッドサイエンティストとかになっちゃって
 (皆死ねばいいのに・・)とか言って生物兵器ばらまいたりしたら
 どうしよう・・僕にはそんな十字架重過ぎるよ」

ふと、中島君がどこか遠い目をしたようだ
タマは尻尾をブンブン振っている
ちなみにネコが尻尾を振っているときは怒っている時だ

「あのにゃ、友人だからはっきり言わせてもらうけど 
 お前には良くも悪くも、他人に与える影響力なんてそんなにないぞ
 やっぱり、何様だ!に尽きるよお前には
 全く、あれもダメ、これもダメって
 じゃあお前どうするんだよ!どうやって
 この世の中生きていくつもりにゃんだ?
 ア痛っ!・・むー タマが甘噛みしてきたにゃ」

ついにタマが中島君の手を噛んだ
甘噛みじゃないだろう、鼻に皺をよせて思いっきり噛んでる・ 

 「うん・・本当どうやって生きて行ったらいいのだろう
  ああちなみに、中島君 僕30になったら家出て行けって
  いわれているんだ」


「イタタ・・うわあ!もう万事休すじゃん!
 ホントどうすんのよお前、花沢さんと結婚するしかないじゃん」

「ああ、ホント・・どうしよう 
 なんて世の中だ・・運命だ・・人間として生きる事は苦悩ばかりだ・・
 僕には辛すぎる、願わくばこの肉体から解き放たれたい・・」

「ええ!ちょっと自殺願望?勘弁してよ重い話は!
 イタいけどタマだから許すにゃ もっと噛み噛みしてもいいにょだよ?」

ああ、この眼鏡は変態さんだったのか・・
「いや、、命は粗末にしてはいけないからね
 僕、空気の精になりたい、解き放たれたい・・エアリエル・・」

中島君は変態の分際で、僕を軽蔑しきった眼差しで見つめ立ち上がった
ようやくタマは開放され、走って逃げていった

「・・・あ〜そう、わかった 嵯峨野、
 じゃあお前、もし空気の精になれなかったら
 結婚式の友人代表の挨拶、俺がうけてやるから安心しろよ
 なれるといいな、空気の精
 じゃ、俺明日も早いし オヤスミ〜」

手の甲にくっきりと噛み跡をつけて中島君は帰って行った

怒涛の一日が終わろうとしている 今日一日で老け込んだ気分だ
いや・・老け込んではいけない 永遠の29歳でいたいんだもの

続く
| 文六 | 01:01 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
勝男という名で不戦敗 その5 VS中島君 中篇
最近めっきり寒くなりましたが皆さんお元気でしたか?
お堂で見る阿修羅が終わりましたらすっかり奈良は
平常の落ち着きを取り戻してしまいました


間が結構あいてしまいました すみません
これでも推敲したりしてるんです そのわりには誤字とか多いですけどね
勝男の続きです 中島君編が思いのほか長くなりました




僕、嵯峨野勝男29、9歳 今台所でお茶を入れている
足元に五代目タマが擦り寄ってきた

餌が欲しいのか、
ハイハイ、あげよう

遮二無二、餌を喰らうタマを見ながら僕は思う

タマと僕は同じく、成人男子、健康体、働いていない、という身分である
しかし、何故にこんなに周りの扱いが違うのだろうか
タマは可愛がられ、僕は駄目人間扱いされている
理不尽極まりない 一体僕とタマの何が違うって言うんだろう
ああ、そうか人間とネコか
たったそれだけのことか 
人間もネコも成層圏から見下ろせば、同じくちっぽけな一つの生命体
に過ぎないのに・・

等と思いながら自室に戻ると
やっぱり中島君がイスから転げ落ちていた
自慢のオシャレ眼鏡が傾いている
なんだかやはり、少し良い気分になる光景だ


呆然としていた彼が我にかえった
「さ、嵯峨野・・お前マジで熱があるんだろう?
 もしや新型インフルエンザ??でも引き篭もってるお前が感染するわけ
 ないよな・・」

「いや、計ったけど無かったよ、僕もたまには散歩くらいするよ」

「え、、じゃあ何?今、心神喪失状態ってやつか?」

「いや、極めて正気だよ 僕」

「え、マジで?じゃあ本当にマジで花沢さんと結婚したくないって思ってるの??」

「うん」

 異星人を見るかのような表情で彼は僕を見た
 ちなみにこの場合、宇宙人と表現するのはちょっとおかしいと思う
 地球人も宇宙人に含まれますから

「え、嵯峨野・・なんで なんで花沢さんと結婚するのが嫌なの?
 逆玉だぜ?専業主夫になれるんだぜ?悠々自適なアーバンライフだぜ?」

「うん、正直、専業主夫には相当惹かれるんだけれど、花沢さんが無理なんだ」

 ムーンウォークをする異星人を発見したかのような表情で
 彼は僕を見た ありえない、ありえないとブツブツ呟きながら

「まあ、中島君 何をそんなに驚いてるのかわからないけど
 まあ、お茶でも飲んで落ち着いたらどう?」

「ハー・・ お茶うまい
 ・・・いや 嵯峨野 お前もしかして ひょっとして
 自分が女をえり好み出来る立場に居ると思ってるわけ?
 はっきり言わしてもらうけど・・お前と結婚してくれる女なんて
 今後一切出てこないぞ 花沢さんに感謝してしかるべきだぞ
 お前如きに断られる花沢さんが気の毒だぞ」

「いや・・確かに花沢さんに悪いけど、花沢さん僕のタイプじゃないし」

 バイクで追い抜きざまにおばあちゃんのハンドバックをひったくる
 異星人を見たかのような、驚愕と怒りに満ちた表情で彼は僕を見た
 何様だ 何様だ とブツブツ呟きながら

「まあ、中島君 何をそんなに驚いてるのかわからないけど
 まあ、ネコでも撫でて落ち着きなよ」

「ハー・・タマかわいい ネコの腹の毛は柔らかくてキモチいい
 ・・じゃなくて 
 おま!お前!お前は何様だ!
 お前は無職で低所得!しかも別にジュノンスーパーボーイコンテスト
 の受賞者でもなんでもない、ふっツーの顔だぜ 
 そんな分際でよくも女を選り好みできるよな!身分をわきまえろ
 お前、花沢さん逃したら一生結婚なんて出来ないぞ!いいのか?!」

「いいよ・・僕 妥協して意に沿わない女性と一緒になるぐらいなら
 一生独身の方がいいよ 
 いいんだよ 僕のような大した取り得も才もない人間はあえて
 子孫を残す必要も無いと思うし 
 人口爆発と地球環境の改善にもつながるし
 僕は劣った生物の役目として自然淘汰を静かに受け止めるよ
 いいんだよ 僕は一代の英傑で」

 中島君は僕を
 米軍に捕らえられた異星人を見るかのような、驚愕と哀れみの
 眼差しで見た

「い、一代の英傑って・・・もう
 お前は身の程を知りすぎているのか 知らなさ過ぎるのかどっちなの
 わけわからんけど とりあえずお前はとってもかわいそうな奴だわ
 で、ちょっと気になったんだけど
 お前の意に沿う、つまりはタイプの女ってどんなんよ?
 ああ キモイからモジモジするな」

「・・・う うん 僕が言いよどんでいるのは恥じらいからでは 
 ないんだよ ただ 彼女、もう居ないんだこの世に・・」

 非常に珍しく、彼は居た堪れない表情をした
「え・・ごめん 変な事聞いちゃって・・」

「いや・・違う そういうことではなくて
 つまりは僕・・・ (別に)って言う前の沢尻エリカが良かったんだ・・」

「ウヒャハハハハ!!!!本当に居ないな!!そんな女!!」
 彼は大爆笑した 人の辛い話に、なんて非道な男なのだろう

「失敬だな、笑い事じゃないよ・・
 パッチギや一リットルの涙のあの可憐なあの子は一瞬にして消えうせて
 しまったのだよ・・もう絶望したよ
 僕、本当にショックで
 もうショックで・・・10キロも体重が減ってしまったんだ
 で、ようやく時に心を癒され、もとの体重に戻ったと思ったら
 今度はのりピーが・・・
 のりピーがやらかして・・・・また5キロ減ってしまったんだよ
 どうして彼女達は僕をこんなにも傷つけ、裏切れるんだ・・酷い」

 彼はネタが滑って演芸場で佇む異星人を見るかのような
 驚きと哀れみ、そして嘲笑の混じった眼差しで僕を見た

「嵯峨野・・お前よくそんなんで30年近く生きてこれたよなあ 
 心弱すぎっていうか、それでも生きてこれたから実は強いのか?
 ってゆうかのりピーも良いのか のりピーだと半分なんだ
 へええ・・じゃあお前今も心ズタズタなんだ・・まあガンバレよ」 

「まあ、彼女結婚してて結構年上だし・・ 
 でもね 最近じゃ 僕もようやく前向きになって
 蒼井優でもいいやって思えるようになったんだ」

「おま・・おまえ でもって!!!蒼井優でもって?!
 何様のつもりなんだ! 蒼井優が気の毒だぞ!
 彼女に謝れよ
 お前、冗談抜きで本気で昔の沢尻エリカがいいとか言ってるわけ?
 それじゃあ120パーセント結婚できないな
 例え本当にいたとしても、金なし、将来性ナシのお前が
 選ばれるわけ無いもんな!
 でもな、嵯峨野
 今は妥協するくらいなら一人が良いとかいってるけどさあ
 お前、40過ぎとかになったら寂しくなって
 ブサイクでデブの女結婚詐欺師に引っかかるぞ・・
 あ、いやゴメンないなそれ お前、金ないもんな 安全安全!」

「そうそう、安全だから心配しなくて良いよ
 しかし、中島君 君の結婚観は殺伐としているよね
 彼女達は、収入や、安定した生活だけを基準に男性を選んでいる
 といいたいのかい?・・そんなの嫌だな
 そんなので結びついた縁など俗で欺瞞に満ちていて穢れているよ
 違うだろ・・魂が呼応しあって結びつくのがホンモノじゃないのか?」

 彼は、恥かしい気ぐるみを着た異星人を見るかのような
 驚きと心底バカにした表情で僕を見た
「・・・・いやあ お前って心底アホじゃね?
 なんかお前と話していると、宇宙人と話しているような気分になるわ」

「中島君・・宇宙人じゃなくて異星人だよ
 実は僕も君と同感なんだ
 僕と君は、どうやら心底相容れない考え方をしているようだね
 それにしても、何故に君は、こんなにも通じ合わない僕のところに
 わざわざ忙しい合間を縫って、ちょくちょく遊びに来るの?楽しい?」

 彼は純粋に驚いた顔をした
 「何いってるの嵯峨野?楽しいもなにも・・
  オレ、お前に会うと、めっちゃ癒されるんだけど」


 ハア?!!!何?何を言ってるのだろう彼は
 僕に嫌なモテ期が到来してしまったのだろうか

 続く
| 文六 | 12:02 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |

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